V::room

今シーズンから新たに取扱いを始めるニューヨーク発の＜V::room(ヴィ ルーム)＞がかなりいい感じです。

2004年にニューヨークで設立された＜V::room＞は日本人デザイナーによるカットソーやニットウエアを中心としたブランドです。着心地や縫製には徹底的にこだわり、デザインは極力ミニマルに仕上げ、ちょっとしたディテールや気の利いたカラーリングでさり気なく主張しています。アメリカ国内はもとよりヨーロッパなどでも高感度なセレクトショップで展開されています。それでは今回入荷したカットソーを簡単にご紹介させていただきます。

Highsoft Reversible L/S Crew  16,800円   (Charcoal, Navy)

表地はコットンとナイロンをミックスさせた杢調の生地を使用しており、裏地にはアクリルとコットンをミックスさせたパイル地のような軽い素材感になっています。自然にドレープのかかった表情や極端に小さめに作られた胸ポケットが国内ブランドには無い雰囲気を感じます。

Melange Vintage Basic L/S Crew Pocket  11,550円   (Pink Red, Lavender, Charcoal, Navy)
こちらはブランドとして定番的に展開されているモデルになります。袖付けがフリーダムスリーブになっており着た時に美しいシルエットを作り出してくれます。コットンポリの軽い素材感はアンダーウエアのように着れば着るほどに体に馴染み風合いも増していきます。

Slub Gauze Border L/S Crew  14,490円　(Lavender/Turquoise, White/Grey, White/Navy)
コットン60%、ウール40%をミックスさせたスラブガーゼという通常のガーゼ素材よりも少し粗めに織られたニットのような生地を使用したボーダーカットソーです。ステッチを敢えて表に出した仕様がシンプルなデザインの中でさり気ないポイントになっています。様々なスタイリングにハマリそうな程よいピッチのボーダー柄も店頭でも人気の理由かと思います。

Waffle/Rib Combo Tube L/S Crew  11,550円　(Natural, Grey, Red, Black)   
旧式の織機によって丸胴仕様に編みたてた職人の技術を感じるワッフル素材のクルーネックカットソーです。フロントからサイド、バックにかけて編地を変えることにより、独特の吸い付くような着心地を実現しています。長めの袖リブがクラシックな雰囲気を演出しています。 見た目は何の変哲もないカットソーに見えますが、部位により編地を変えて着た状態を想像したデザインはこのアイテムがブランドの定番人気のアイテムと聞いて頷けます。

自分の中で＜V::room＞は大人が休日に着る上質な日常着というイメージです。リラックス感は漂いつつもユル過ぎず、かと言って堅苦しさは無いのだけど締めるとこは締める。そんな感じです。軟派な表現になりますが、ハリウッドセレブが休日にシンプルなカットソーをジャストサイズでさらっと着てるアノ感じが近いのかもしれません。好みはあるでしょうが個人的には全然アリです。