MADE IN JAPAN

　
ここ数年で「Made in Japan」、「吊り編み機」、「丸胴」、「オーガニック」、、、などのフレーズを売りにしたカットソーやスウェット類に力を入れたブランド、または「日本製」という言葉にある種のアイデンティティーを持たせたブランドが増えましたが、その中でも間違いなく先駆け的存在なのが＜FilMelange＞だと思います。
今シーズンはメインラインとは別に＜Fil’EM Alls（フィルエムオールズ）＞というワークウエアに特化したラインからも数型入れているのですが、その中でも今回個人買いしたカバーオールがお気に入りです。
自分撮りでスイマセン、、、(涙）。
毎回アイテムに人名のような名前が付けれれる＜FilMelange＞ですが今回のこちらは「Donald（ドナルド）」(39,900円)です。デザインコンセプトが座って作業する職人さんをイメージしているという事で一般的なカバーオールよりも着丈が短くコンパクトでGジャンのようです。袖が前振りに付けられていたり、胸ポケットが屈んで物を取る時にもポケットの中身が落ちないように縫い付けられておらず「ふらし」の仕様になっていたりと凝ったディテールが見受けられます。
そしてこだわりの素材にはテキサス産ナチュラルコットンを中心に３種のオーガニックコットンをブレンドしジーンズ黎明期のような、“本物”のデニムを再現しています。決して派手ではありませんが本物を知っている人にのみ判る感触や色味、匂いのあるデニム生地です。
この手のアイテムにありがちな過去の「復刻」では終わらない、きれいなシルエットを形成しているのが自分のツボに引っ掛かった一番のポイントです。
それと＜Fil’EM Alls＞のアイテムは基本的に糊のついた生デニムの状態での販売なのでサイズの変化を分かりやすくワンウォッシュ前と後で比べてみました。

＜Before＞　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜After＞
サイズ3で
肩幅　44cm→43.5cm(－0.5cm)
身幅　55cm→54.5cm(－0.5cm)
着丈　62cm→58cm(－4cm)
袖丈　65cm→61cm(－4cm)
こんな感じになりました。横にはほとんど縮みませんが、縦には4cm程縮みました。
写真だとそんなに分かりませんが着るとワンサイズからハーフサイズくらい小さくなった気がします。特に胸ポケットを比べるとだいぶ違いますね。
今までアメカジやワークウエアの匂いのする物はボトムスではいろいろ持ってましたが、トップスになるとこういった男っぽいアイテムはちょっと避けて来ました。しかしここ数日はこの「Donald」を毎日着ています。毛羽立った生地感がヴィンテージのデニムのようで風格があり良い雰囲気です。

 それでは長くなりましが「Made in Japan」つながりなこんな曲でお別れします。かなりPVが不思議で惹かれます。しかし、じっくり聴くとこれがなかなか良い曲なんです。特にリリックは結構今の日本人の的を得てる気がします、、、。