Sound Selection
明けましたね、梅雨。これから本格的な夏の暑さが押し寄せてくるわけですが、いつもこの時期になるとお昼の食欲が湧きません。決まって蕎麦と素麺のローテーション。ちなみにJAS規格では素麺が直径1.3mm未満とされ、冷麦が直径1.3mm以上~1.7mm未満とされています。そしてそれ以上がうどんと分類されるようです。だから何って事は無いのですが、、、。これから迎えるそんな厳しい夏を時にはそっと寄り添ってくれたり、時にはグっと気持ちを高めてくれるような心地良い音楽が必要だと思います。かなり強引な展開ですがいくつかオススメをご紹介させていただきます。
全てはここがキッカケで始まったのではないでしょうか。GAGLEとOvall。似て非なる2つの存在が交わり化学反応を起こしたグルーヴは想像以上でした。個人的にはTHE ROOTSに対する日本からの回答とでも言うべき作品になっていると思います。
JazzyでSoulfulなHipHopサウンドは既に店頭でも好調です。他の収録曲もいい曲が多いですよ!
DESTINATION MAGAZINE meets UNNOWN season / A Day Of Rain -Unknown Perspecive-
こちらは当店でも以前より配布させていただいているフリーペーパー『DESTINATION MAGAZINE』が監修した、世界的にも評価されている国産ハウスレーベル『UNKNOWN season』とのコンピレーションCDになります。Hiroshi Watanabeや9dwの新作を含む、良質トラックが収録されています。元々は『DESTINATION』というパーティーから始まったフリーペーパーがコンピレーションCDをリリースするまでに至る流れや常に一貫したクオリティを保つ姿勢には敬意すら憶えます。本日発売、ご試聴はコチラで。
Ras G / Raw Fruit
こちらはダブやジャズも飲み込んだスモーキーなビートと、敬愛するSun Ra譲りのコズミックな世界観で、ユニークなサウンドを作り上げるL.A.ビートシーンとも関わりが深い重要人物ラス・Gによる最新録音を日本限定で本日リリースされました。ラス・G曰く『Raw Fruitというタイトルの通り、生のフルーツのように、木からもぎとって、洗わずに食べる甘いフルーツみたいなもの』とのことです。HipHopらしい生々しい(Rawな)感じを大切にした作品になっています。特に最近はヨーロッパをツアーすることが多く、そこではエレクトロが多いので逆にこういう生々しいビートが自分にとって重要だと再認識したようです。何だかんだこの周辺の人の音はここ数年ずっと追ってしまいます。