STORE SITE
PAST BLOG ARCHIVES ( 2010 - 2015 )

About outers in this winter

kolorpcoat
9月も残り僅か。。。そりゃ涼しくなるはずです。着実に秋へと近づいていますね。


各ブランドからも主役級なアウターが続々と届いてます。『まだ暑くて着れないよ!』ってのは今回だけは禁句でお願いします。アウターに関しては結局、リアルに着れるシーズンが到来したときには、欲しいものは無くなっていて時すでに遅しって事が良くありますから。オシャレな方は、時期に関係なく良いものがあるタイミングでちゃんと押さえられていますよね。今回はウール素材のアウターを中心にご紹介させていただきます。特にこの<kolor>のピーコートにはやられました。クラシックと新しさが無理なく自然に融合しています。やっぱり秋冬の洋服って楽しいですね!

kolorpcoat
<kolor> Pea Coat  115,500円 
こちらはランウェイのルックの中でも一際目をひいたアイテムになります。ピーコートの裾にニット素材を組み合わせた<kolor>らしい柔らかさを感じるデザインが素晴らしいです。全体には綿の中で最もウールタッチな質感で希少なアスペロコットンを使用しています。トリコチンというギャバジンに似た畝のハッキリとした綾組織で織ることでハリがあり、サラっとした肌触りに仕上げています。またライニングにはキルティングが施され、袖通しの良さと防寒性にも優れています。  

  

hwl
<Harris Wharf London>Boiled Wool Duffle Coat  50,400円
今シーズンから日本に上陸を果たしたこちらのブランドはすでにジャケットが店頭でも大好評ですが、こんなダッフルコートも展開しています。素材にはボイルウールという縮絨させたやや毛羽立ち感のある素材を使用しています。こちらもジャケット同様に敢えて裏地を付けない仕様になっており、リラックスして着て頂く事が出来ます。クラシックなデザインにスッキリとした細身のシルエットになっており、永く付き合っていただけるアイテムとなっています。 

 

hwl2
<Harris Wharf London>Tweed Duffle Coat  57,750円
こちらはツイードを使用した素材違いのタイプになります。一般的なツイードのイメージと違い、ゴワゴワしていたりウールのチクチクした感じは全くありません。柔らかく肌当たりが良く、細身でありながらもストレッチ性があるので着た時の窮屈さは全く感じません。こちらのコートは裏面が千鳥格子柄になっているので、着たり脱いだりする際にさり気なく裏地がポイントとなってくれます。以前のブログでもご紹介しましたが、やはりこちらのブランドはロンドンをベースにしていますが、生地から製品に至るまでの生産体制がイタリアの自社工場にあるので、高いクオリティーでありながら他のブランドでは実現が難しいお手頃なプライスで提供してくれます。
 

tss
<ts(s)>Round End Short Pea Coat  67,200円  
こちらは<ts(s)>らしさが存分に発揮された一着になります。柔らかなメルトン生地を使用し、裏地にはストレッチ性のあるコットン生地を使用しているので着た時にアウターを着ているという窮屈さを感じません。そして最大の特徴はシャツのようにラウンドさせた裾にあります。全体としてはクラシックな佇まいでありながら、どこか他にはない新しさを持っています。袖も袋縫いになっていて、独特の丸みを帯びた雰囲気がヌケ感があり<ts(s)>らしさを感じます。

 

 wh
<wings+horns>Ribed Collar Pea Coat  78,750円 
カナダ・バンクーバーの<wings+horns>からは、ショールカラーのようなリブ使いが特徴的なこちらのピーコートが届いています。ボディーには目の詰まった高級感のあるメルトン生地を使用しています。身頃部分の裏地にはオリジナルのボーダー柄のコットン生地を使用し、袖裏にはアセテートを使用し袖通りを良く仕上げています。背面はセンターベント、袖は本切羽になっており全体的にドラディショナルで大人な印象となっています。こちらはビジネスシーンにも対応してくれるのではないでしょうか。

 

nn1
<nonnative>Logger Knit Gown -Merino Wool  49,140円
こちらは今シーズンの<nonnative>のニットウェアの中でも特におススメしたいアイテムです。春夏もリリースされ人気の高かったガウンが、秋冬はメリノウールを使用したローゲージのニットガウンとなり登場しました。こちらは一般的なガウンに比べて、着丈がやや短めに作られているのでロング丈に抵抗がある方でも取り入れやすいデザインとなっています。また身頃部分には裏地に滑らかな天竺生地が施され、着心地の良さまで配慮がされています。

 

nn2
<nonnative>Rancher Blouson -W/N Beaver Check  73,290円
オリジナルのチェック柄が印象的なこちらのブルゾンも今シーズンの<nonnative>のアウターの中では完成度の高さで群を抜いているのではないでしょうか。全体としてはアメリカンクラシックな雰囲気が漂いますが、タイトめなシルエットや、襟やカフス裏、ポケット口のコーデュロイの切り替えしなどはブランドが得意とするカジュアルになり過ぎない、品の良さがうかがえます。裏地は身頃部分に滑らかな肌触りのボアが張ってあり、袖裏はナイロンリップストップになっていて、防寒性や機能性にも優れています。

 

fil1
<FilMelange>Cody  39,900円
こちらは<FilMelange>の冬の風物詩的アイテムであるフリースシリーズのベストになります。最高品質のメリノウールに防縮加工を施した糸を使用し、天然繊維100%の洗えるフリース素材を実現しています。ポケット口や中心に縦に走らせたツイードの切り替えしも他には無い新鮮な印象です。インナー、アウターにと活躍の幅が広いこちらのベストはすでに店頭でも人気の様子です。 

 

 fil2
<FilMelange>Chad  49,350円 
ジャケットタイプは某アウトドアブランドのミリタリーラインを彷彿とさせる切り替えしが印象的です。昨年のモデルを自分でも愛用していますが、天然の機能素材と言われるだけあり、メリノウールで出来たフリースの軽さと暖かさには正直驚かされました。山小屋で働く友人がこのシリーズを実際に愛用していますが、寒い時でも暖かく保ってくれてとても重宝すると言っていました。CamelとNavyの2色をご用意していますが、どちらもすごく良い色なので今回も人気が高そうです。

 

冬のアウターは夏のTシャツなどと違って、そう簡単に何枚も何枚も買える訳でもないので、そのチョイスも大胆に行くというよりは堅実な現実路線で、ある意味オーソドックスで普通なものを選びがちだと思います。決してそれが悪いとか良いとかという話ではなくて、冬のアウターは各ブランドがアイテムの中でも特に力を注いでいるものだと思います。だからこそ、個人的にはそれぞれのブランドの特徴が出たものや強い気持ちの込められたものを選んで欲しいなと思うのです。それをオシャレに着て出かける事がどれほど楽しくて素敵な事だろうと、今シーズン自分が購入するアウターに思いを巡らせて今このブログを書いています。もし今年のアウターのチョイスに迷っている方がいらっしゃいましたら、これも一つの選択肢として加えていただけるとこれ幸いです。