Buying Trip AW17 : Tokyo #1

パリでのバイイングに続いて国内展示会も始まりました。定休日の昨日は一日に7件のアポイントを巡るタイトな日程でした。一件目のアポイントに向かう道すがら通りがかった東京三大豆大福と言われている「原宿 瑞穂」にて豆大福を購入して幸先の良いスタートを切りました。

一件目に向かったのは新規のニットブランド。ペルーやボリビアを生産拠点にしたベビーアルパカや更にその上を行くロイヤルアルパカを使った最高品質のニットに出会えました。生産過程や流通経路などについてもサスティナブルなスタイルを実践されていてとても感銘を受けました。こちらは来期のラインナップに加わりますのでご期待ください。

二件目に向かったのは「kolor」。今回もここらしい存在感のあるファブリックとオリジナルなデザインセンスに気持ちが高ぶりました。洋服は楽しみにしていただくとして、こちらは毎シーズン購入される方も多いソックスです。このレイヤードの感じは今までに無くかなり新しいですね。

「水沢ダウン」でお馴染みの「DESCENTE ALLTERRAIN」では新色のレッドが良い感じでした。インナーダウンなら挿し色にこんなビビッドカラーも取り入れ易いと思います。しかもこのレッド、2018年に韓国で開催される平昌オリンピックでスイス代表選手団のオフィシャルウエアに採用されるようです。日本のブランドがグローバルで評価されていることはとても嬉しですね。

「KIJIMA TAKAYUKI」も盤石のラインナップ。気に入るモデルがいくつかピックアップ出来ました。いつもソフトな対応の木島さんには当店のオープン当初からお付き合いさせていただいていますが、ブランドが人気になり有名になろうが全く変わらないそのお人柄に頭が下がります。商品にもその実直さや時折垣間見えるユーモアが現れていてつくづくやっぱり最後は人なんだなぁと実感しました。いつかはそんな人、そんなお店になりたいですね。

そんなまだまだ遠い理想の自分を思い感傷に浸っていたら、7件のアポイントをクリアした疲れがどっと来たので前から気になっていた「もつ焼き でん」で一休み。まずは生ビールで乾杯からの、オススメの串物を５本ずつと牛モツ煮込み、マカロニサラダを。2杯目のハイボールはウイスキーがシャーベット状になっていてその中に自ら炭酸水を注ぐスタイル。初めはなかなか溶けないので上澄みがかなり濃くなっていてクイックに酔います。滞在時間1時間、一人2,000円ちょっとできっちり仕上げて帰路につきました。
洗練されたレストランも好きですが、こういった下町感のある酒場も好きなんですよね。しかし、僕らの住む街にも岐阜が誇る酒場「水谷」があります。以前、あるメーカーの方をお連れしましたがかなり気に入ってもらえました。岐阜にお越しの際にはぜひ行ってみてください。

やはりファッションでも同じで(ちょっと強引ですねw)ハイエンドなコレクションブランドもカジュアルなストリートブランドもフラットに並べて組み合わせるのが楽しいですし、そんな力の抜けた自由さにかっこよさを感じます。さて来週はどこへ行こうか？